NPO法人 アイアム就労支援
理事長 田村 丈博 様
『ヒアリングフレイルサポーター養成講座を受講して感じたのは…、普段は身体の衰えには気を付けているのに…聴力については気を付けていなかったという点です。
気づけていない事が、如何に難聴者の方々のQOLの低下を招いているかという事実にも気づくきっかけとなりました。
難聴者の方々は、聴こえにくくても「何度も訊き返すのは申し訳ない…」と思っており、更にコミュニケーションの悪循環に陥りやすいという事実を実感しているので大きな課題であると理解できました。
現在はコロナ禍であり、マスクやフェイスシールドを装用する機会も多く、ますます聴こえ辛さによって起こるコミュニケーションの問題が顕在化していくと思われます。正しい知識を身につけ、大きな声を出せば良いわけでは無くその方にあった対話支援方法を選定するために選択肢を増やしていくことが大切であると思います。
難聴を早期に発見し、聴覚機能を維持し『聴覚を積極的に利用する』事で、認知症の進行抑止に繋がる可能性についても拡げつつ、日本に約1500万人近くおられる難聴者の尊厳を守る活動を続けて行きたいです