2024年
9月12日 (木)
参加無料18:00 - 19:00
今回のヒアリングフレイル予防研究会では、福岡県久留米市で眼科診療をされておられます、つじ眼科 院長の辻拓也先生をお迎えし、『眼科領域からのコミュニケーション・アプローチ』というテーマでご講演いただきます。
辻先生は、クリニックの建物も目にやさしいスタイルを設けられており、さらに筑後地区においては目の見えない・見えにくい人のケア(ロービジョンケア)に精力的に取り組んでおられます。
加齢による難聴同様に、眼科領域においても高齢者の見えにくさの課題があり、今回は視覚と聴覚両方の視点から課題に取り組まれた経験をお話しいただきます。
また、講演後には聴脳科学総合研究所所長の中石も参加し、質疑応答のお時間もご用意しております。医療現場や介護現場での対応についてのヒントが得られる機会になりますので、皆様のご参加を心よりお待ちしております。
【オンライン実施方法ついて】
・Zoomを使用します
・スマートフォン、タブレットをご利用の際は、事前にZoomアプリを入手し、インストールをお願いします。
・予告なくセミナータイトル、プログラム内容が一部変更される場合がございます。あらかじめご了承ください。
久留米大学病院で眼科の外来医長を務められた辻拓也先生。一般眼科疾患の治療の他、視力障害がある人の生活の支援を行う「ロービジョンケア」に力を入れておられ、日々の生活を豊かにするための具体的な方法をご提案されています。また、大切な視力を守るための早期発見「アイフレイル」も尽力されており、早期治療につなげることに注力されておられます。ユニバーサルデザインを取り入れたクリニックづくりや、長年取り組んでおられるロービジョンケアについて話をお聞きしつつ、辻先生が注目されている「ヒアリングフレイル」について独自の視点でお話をいただきます。
1973年東京都生まれ熊本県育ち。前職のEMIミュージックにて、スピーカーによる難聴者支援の研究に従事。退職後ユニバーサル・サウンドデザイン株式会社を設立し、約3年に亘る研究の末、卓上型対話支援システム「コミューン」を発明。
現在は、聴脳科学総合研究所所長として高精細音響が人体に与える影響や聴覚リハビリテーションに関する研究を行う。
聴力低下によるフレイルに関する研究を2016年よりスタートし、2019年に認知症検査における聴力低下による過小評価を厚生労働省に報告。ヒアリングフレイル提唱者として、難聴と認知症の関連性や聞こえの理解、啓発を進めている。