高齢者の多くは音が聴こえないのではなく、「音がこもって聴こえることで言葉として認識できない」というケースがほとんどです。こもった音を大きくしても、聴こえにくさは変わりません。comuoonは、マイクから入力された音を明確に分解。雑音などをきれいに取り除くことで、誰もが聴き取りやすいクリアな音へと変換します。
一般的に聴き取りにくいとされる k,s,tといった高周波の子音も、comuoonを使えば的確にキャッチ。高周波の明瞭度と音圧を増幅させることで、“かとう”と“さとう”、“きた”と“した”など、複雑な発音の違いを聴き分けることができます。
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シリーズで初めてバッテリーを搭載したcommon mobileは、持ち運びの際の負荷を減らすために、それまで独立していたアンプとスピーカーをひとつにしました。サイズを極限までシェイプすることで、より小さく手の平に収まるほどのサイズとなりました。
大きな音に敏感な高齢者にとって、スピーカーらしい形状は不安感を与えるものでした。 利用者に寄り添えるカタチを追求したcomuoonシリーズのデザインはcommon mobileでも継承。 さらに、本体とスイッチが一体化したことで、よりシンプルな見た目と操作体系を実現しました。
本体底面にユニバーサルマウントを採用したcomuoon mobileは、カメラ用の三脚やブラケットへの取り付けが可能です。自動車の車内や車椅子など、いろいろな場所に簡単に取り付けることができるので、移動しながらの会話もスムーズに行うことができます。
ユニバーサルマウントにハンディタイプのブラケットを装着すれば、本体を手に持って使うことも可能です。ハンディスタイルなら、聴き手の動作や体勢に合わせてスピーカーの向きを自在に調整することができるので、届けたい音声を相手の耳までまっすぐに届けることができます。
マイクトランスミッター(音声送信機)は、持ち歩きに便利な小型サイズで、胸ポケットに収まる小ささです。スマートフォンのようなシンプルなデザインで、身の回りの持ち物に違和感なくとけ込みます。また、難しい操作なども不要で、誰にでも簡単に扱うことができます。