去る3月3日、耳の日にあたるこの日、
当社は、赤坂ベクトルスタジオ (東京都・赤坂)にて、ユニバーサル・サウンドデザイン新製品発表会ならびに
広島大学 宇宙再生医療センター 研究グループ発足発表会を開催いたしました。
ここでは、多くのメディア・マスコミ関係者の注目を集めた発表会当日の様子をお届けします。

発表会冒頭では、当社の株主であり、日頃よりサポートいただいている日清紡ホールディングス株式会社の代表取締役会長・鵜澤静氏がご登壇。「高齢化社会で平均寿命が伸びる中、健康寿命との間にはまだ10年ほどの開きがあるのが現状。comoonがあれば、耳が聴こえにくくなることで起こるさまざまな問題を解決することはもちろん、高齢化社会のクオリティーオブライフにも貢献することができる。今後のさらなる広がりに期待しています」と、激励のお言葉を頂戴いたしました。

今回発表した新製品は、卓上型対話支援システムcomuoonをより快適に進化させた「comuoon SE（コミューン セカンドエディション）」、ワイヤレス対話支援システムcomuoon connectの専用アクセサリー「comuoon TV connect（コミューン ティービー コネクト）」、「comuoon sound connect（コミューン サウンド コネクト）」の3種。「comuoon SE」は、使用者からの声を反映させスペックアップ。スピーカーの上下可動機能に加え、マイクスタンドや操作パネルがよりユーザーフレンドリーになりました。さらに新色としてパールホワイトが加わり、選べる楽しみも加わりました。そして、comuoon connect専用のアクセサリーとして、一般家庭向けに登場する「comuoon TV connect」は、より快適なテレビ試聴を、教育機関向けに登場する「comuoon sound connect」は、より快適な学習環境を実現します。

発表会後半には、広島大学 宇宙再生医療センターのセンター長・弓削類氏がご登壇。当社代表の中石と共同で研究を進めている聴覚リハビリテーション研究グループの発足についてご挨拶いただきました。comuoonの語音の聞き分けへの有用性を脳の自動応答から客観的に評価できたこと、脳（聴覚野）への伝達経路の改善に有用な可能性が示唆されたことなど、これまでの共同研究の結果が報告されました。また「comuoonは、難聴者や感覚性失語症患者のリハビリテーションツールとして、応用が多いに期待できるということがわかってきました。今後も中石社長と共同で、この研究を進めてまいりたいと思います」と、今後の同センターの展望をお話いただきました。

会の最後には、この日発表された「comuoon SE」、「comuoon TV connect」、「comuoon sound connect」の実機を展示したタッチ＆トライのコーナーにて、メディア・マスコミ関係者の皆さまに、新しいcomuoonの機能や新しいアクセサリーで実現できる快適な音環境を体験していただきました。百聞は一聴にしかずということで、皆さまにご自身の耳でcomuoonの可能性を感じていただきました。当社は、今後も新しいcomuoonシリーズの投入、聴覚リハビリテーションの研究を通じて、聴こえの未来に貢献してまいります。今後ともより一層のご愛顧を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。