CASE11
利用者さまとの会話サポートにcomuoonを活用されるユーコネクトさま。
個人の暮らしを変え、企業のサービスの質を高めるための取り組みをご紹介します。
しまう方も少なくない。
多人数での体操などの際、音声が届きにくい。
あえてcomuoonの機能をアピールしていない。
Q. comuoonをどのように使われていますか?
昨年の夏から、当社が運営しているリハビリ特化型デイサービス『ユーフィット』で、利用者さまとの会話サポートに使っています。ここは積極的なトレーニングプログラムを通じて、利用者さまが心身の健康を取り戻す場。機能回復と共に元気を取り戻し、就労など生きがいをもって豊かに暮らすアクティブシニアを増やすことをめざしています。
comuoonを活用しているのは、主に理学療法士が利用者さまと会話しながら進める、個別機能訓練の場面です。フロアでは切れ間なく様々なプログラムが進行し、リードするスタッフの声やBGM、テレビの音声や会話など、活気ある空気が流れています。その中で聴こえにくい利用者さまがスタッフとスムーズに会話しながら、安心して個別機能訓練を受けられている姿が、今では日常のシーンになっています。また多人数で行う体操のときも、皆さんの前で動き方を伝えるスタッフの声がすみずみまで届くよう利用しています。
Q. comuoon導入に対する、皆さまの反応は?
補聴器をお使いの利用者さまは少なくありませんが、正しく活用されている方はあまり多くないようです。電池が切れたまま、スイッチが入っていない。それでも外出時のアイテムとして、一応装着してきたという方が珍しくありません。運動するうちに耳から外れ、気づかないまま過ごしていた、などの笑い話も日常茶飯事です。
comuoonはデザイン性が高く、コンパクトで扱いやすいので、利用者さまに違和感を与えることなく使えます。「聴こえやすい」のはcomuoonのおかげだと、気づいていない方も多いようです。実は、利用者さまにはあえてcomuoonの機能をアピールしていません。何気なく眺めている方には、少々とぼけて「魔法の機械です」と答えています。理由は、先入観を持たず、「聴こえやすい」ことを実感してほしいからです。
結果として、たとえ補聴器が耳から外れていても、特にコミュニケーションの課題は生じていません。積極的なリハビリで、利用者さまの機能や集中力が高まっているためかもしれませんし、comuoonがうまくサポートしているという証明かもしれません。またスタッフにとっては、ストレスのないコミュニケーションで業務に専念できることが、何より大きなメリットのようです。
Q. 今後の目標を教えてください。
私は、医療分野の採用、ブランディング、コンサルタント業務を手がけてきました。その根底には、子どもの頃の病気をトレーニングで克服し、身体の健康だけでなく、自信や夢・希望など精神的な礎を得た私自身の体感があります。こうした気づきや思いを集約してスタートさせたのが、リハビリ特化型デイサービス『ユーフィット』なのです。実際に介護度が低くなった利用者さまは多く、中には介護度5から要支援1になったケースもあります。私たちがめざす方向は、間違っていないと確信しました。
高齢化の流れは止められませんが、心身ともに元気なアクティブシニアが増えることで、世の中は変わります。シニアの就労が増え、医療費が減り、新たなライフスタイルが創出される。私は地域社会の支援を通して、そんな世の中を実現したい。今年の秋には、中重度介護度の方を対象とした『ユーフィット』2拠点目がオープンします。もちろん新しい拠点も「聴こえることがあたり前」であるよう、comuoonを活用させていただきます。
Q. 導入を検討されている方へメッセージをお願いします。
実際にcomuoonを使ってみて、コミュニケーションの精度が高まり、利用者さまとの距離が縮まったのを実感します。そしてcomuoonのもたらす価値が、個人の暮らしを変え、企業のサービスの質を高めることが想像できます。
comuoonと中石社長は、私たちベンチャービジネスに携わる者にとって、ある意味で羅針盤のような存在です。「comuoonを通じて、聴こえることがあたり前の社会を創る」という中石社長のビジョンは、山積する課題を前に経営者が見失いがちな「創業の精神」を思い出させてくれます。自らの事業が「世の中を変える」ことへの希望と勇気。そのきっかけをcomuoonがもたらしてくれると、私は強く感じています。comuoonがあるのがあたり前の環境で、経営者それぞれがめざすべき次代のビジネスモデルが待っている。私にとっては、そう感じるほど大きな価値のある出会いとなりました。
ユーコネクト様WEBサイト
※取材内容は2016年5月時点のものです。