CASE26
社内ではコミュニケーションツール、サービス窓口ではお客さま用として
comuoonを導入した事例をご紹介します。
職場づくりを目指す中で、聴こえにくい社員のためにできることを検討していた。
伝えきれなかったり、行き違いが起こってしまう。
働く喜びを分かち合える職場づくりをしたい。
ぜひ社内のコミュニケーションツールにと、正式に導入する運びとなった。
Q. comuoon導入の経緯についてお聞かせください。
私ども朝日生命では、経営理念「まごころの奉仕」を大切に、CSR経営、障がい者採用を積極的に推進してきました。障がいの有無に関わらず、誰もがその能力を最大限に発揮し、働く喜びを分かち合える職場づくりを目指す中で、聴こえにくい社員のために何かできることはないかを考えていました。そのとき、comuoonのお話をいただき、試しにレンタルをお願いしたのが導入のきっかけになりました。私自身、最初は全く未知のもので、正直「実際どうなんだろう」と半信半疑なところもあったのですが、実際に聴こえにくい社員との面談の場で使ってみると、その社員からも、また面談を行った側からも、「普通に話せる」「会話がスムーズにいく」と、すごく喜んでもらえて、大好評だったんですね。その反響を受けて、ぜひ社内のコミュニケーションツールとして使わせていただきたいと思い、正式に導入する運びとなったんです。現在は、ここ多摩本社で社員用として1台、また大手町のサービス窓口ではお客さま用として1台、計2台のcomuoonを導入しております。
Q. comuoonを導入して変わったことは何ですか?
私自身導入する前は、聴き手側にとってのメリットばかりを想像していました。しかし実際に使ってみて思ったのは、私たち話し手側にとっても伝わる喜びを与えてくれる機器だということでした。comuoonが来る前は、面談の席でも、ゆっくり大きな声で話したり、筆談を使うなど、いろいろな工夫をしてきたのですが、どうしても細かいところが伝えきれなかったり、多少の行き違いが起こってしまっていたんです。聴く側も、私たちの口元を注意深く見て、何とか聴き取ろうと努力してくれていました。しかし、comuoonが来てからは、全てが変わりましたね。聴く側が喜んでくれたのはもちろんなのですが、話す側が喜んでくれたことが、私としてはすごくうれしかったんです。いまは相互理解のためのツールとして、聴き手からも話し手からも必要とされ、あってあたり前の存在になっています。周りの社員も、「こう置くと聴きやすいんじゃない?」「こうすると話しやすそう」など協力的になってくれて、みんなが働きやすい職場づくりを目指す上で、comuoonを中心に自然といい雰囲気ができているんですよね。それは私にとって驚きでもあり、嬉しい気づきでもありました。現在は、面談の席だけでなく、月に1回の所属ミーティングや、毎朝の係ごとの朝礼など、日々のあらゆる場面でcomuoonが活躍してくれています。
Q. 今後comuoonをどのように活用していきたいですか?
いま検討しているのは社内でのcomuoonの貸し出し制度です。たくさんの従業員が手に触れ、実際に使用することで、その良さや喜びを体感できるようにしたいですし、社内でのcomuoonの認知をもっともっと高めていきたいからです。私自身がそうだったように、comuoonの価値や素晴らしさは、実際に使用してみないと分からないものだと感じています。そういう意味で貸し出し制度は有効な手段だと感じています。また、お客さま用としてはいま大手町のサービス窓口で1台導入していますが、今後はぜひ営業の現場にいる従業員にもcomuoonを体感してもらって、その従業員からの紹介がお客さまのメリットになれば、と考えております。聴こえる喜び、伝わる喜びは連鎖していくものだと思いますので、それを知る人間として、自分にできることは積極的に行っていきたいですね。
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※取材内容は2017年10月時点のものです。