目新しい中小企業の優れた商品を認定し普及を支援している東京都は、耳の聞こえにくい人の会話を支援する機器など新たに16の商品を認定しました。
その一つが耳が聞こえにくい人の会話を支援する機器「COMUOON」で、音声をクリアに拾う高性能のマイクが話す人の声を集め、聞こえづらいとされる子音などの音を強調してスピーカーから音声を出します。
スピーカーは音が拡散しづらいメガホンのような形になっていて音声が前方に出るため、より聞きやすい仕組みになっています。
商品を開発したユニバーサル・サウンドデザインの中石真一路社長はこの機器を使う上で大切なことは「難聴になった時の不便さを障がいのない人が理解すること」だとして
「難聴者が補聴器を付けて聞こうとする機器ではない。話す側が歩み寄るという"逆のアプローチ"。話す側がいかに難聴を理解するかが大事」と話します。
(放送内容の紹介文より)
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話し手の声を、難聴者にとって聞きやすい音質に変換するというスピーカーが発売され、注目を集めている。開発したのはベンチャー企業社長の中石真一路(なかいししんいちろう)さん。家族に難聴者がいたことから「障害のある当事者が補聴器をつけて頑張るのではなく、聞こえる側が支援できるものが必要だ」と、開発を思いたった。大手レコード会社を退職して2011年に独立、13年末に商品化に成功。現在、病院での難聴者の診療や、全国の難聴学級およそ50校で使われている。大手住宅メーカーも代理店に加わり、耳が遠い高齢者を対象に、介護施設への販売も本格化した。
番組では、中石さんの開発にかける思いや、難聴者の声などを取材する
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「コミューン」は、音の明瞭度をアップさせ、聴き取りにくい子音を増幅したり、音に方向性をもたせたて聴きやすさを実現するスピーカー。「難聴の方が補聴器をつけるのではなく、話す側のほうが歩み寄るアプローチはこれまでなかった」と中石氏。「"かっこかわいい"を目指した!」というお洒落なデザインは、グッドデザインベスト100を受賞しています。
実際に「コミューン」を使っている台東区柏葉中学校の難聴学級では「クラスで疎外感を感じていた難聴の子供たちが、みんなと同じに笑えるようになった」という声も。いい音がつなぐ新しいコミュニケーションをご紹介します。
(番組の内容紹介文より)
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